憲法の議論がよくわからん。
「集団的自衛権が・・・・」ということをいろいろ議論されているけど、そんな議論は日本でしか通じないと思う。
個別と集団の自衛権を分けて、違憲か合憲かを議論するのは変だ。
普通に憲法9条を読めば、自衛隊も防衛省も在日米軍も違憲な存在だというのは誰でもわかると思う。
「自衛権が軍隊ではない」というのは詭弁だ。
外国人から見れば、軍隊にしか見えない。
自衛隊が特殊な警察だというなら、防衛省という存在がおかしい。
今回の集団的自衛権論争は、自衛隊と防衛省と在日米軍が合憲というのが暗黙の前提になっている。
日本は軍隊を所持しない、また外国の軍隊を駐屯させないのが憲法9条の意図だとすればいいのに、棚に上げて、集団的自衛権の議論をしている。
2001年のニューヨーク・テロ事件以降アメリカ政府の極東戦略が変わり、日本に憲法変更をするよう外交的な圧力をかけて来ているのだろう。
野党や憲法学者は、アメリカ政府の圧力に抵抗しているのだと思うけど、それならストレートに「アメリカ政府に反対する」と言えばいいだけのことで、「集団的自衛権が合憲か違憲か?」という詭弁を使うのは、憲法を庶民から遠ざけてしまう。
憲法は国の最高法規であり、誰でも理解できるようにする必要がある。
憲法学者が小難しく捏ね回すと、庶民は困るだけだ。