哲学する日記

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『まれ』第63話の感想

主人公・希は早とちりで行動力があり、トラブル・メーカーだ。

今回バレンタイン・デーで美南からチョコレート作りを依頼される。

美南の好きな人は血の繋がらない兄・大輔だけど、希は高志だと勘違いしてしまう。

高志と大輔が何故か仲が良い演出をしている。

しかも高志が美南に報われない片思いをしていることを告げるので、NHK朝ドラでは有り得ない「BL要素か?」と期待する女性ファンが多い。

しかし今までの流れからすれば、高志の好きな人は主人公の希だろう。

ただ大輔が希にアプローチをかけるので、美南と大輔との三角関係になる可能性が高い。

大輔と高志で、希望を獲り合う三角関係は、高志の性格からして有り得ない。

 

希が圭太と一子との三角関係もまだ解消してないのに、主人公が新しい三角関係に巻き込まれるのは、主人公を盛り上げるためには三角関係が必要なのだろう。

こないだ美南と大輔が血の繋がらない兄妹と判明したとたんにバレンタイン・デーでの告白。

これは希が失恋するための伏線なのだろう。

 

でも、「どうして高志が横浜にいるのか?」という疑問を考えると、最終的に希が結ばれるのは高志なのかもしれない。

能登の圭太は漆塗り職人なので、パティシエを目指す希とは遠距離恋愛になってしまう。

その点、高志は希と一緒に何処にでも行ける。

高志演じる渡辺大知は「日経電子版の田中」を演じた人でもあるので、キャラ変するかもしれない。

希一流のパティシエになる夢を叶えた時に、能登に帰るのか、横浜あるいは大都会で自分の店を作るのか?

それとも更なる高みを目指して本場パリを目指すのか?

その時に一緒に行く人がいるかどうかが重要だ。

フジテレビの『失恋ショコラティエ』は人間関係が曖昧な感じで堂々巡りしている感じだったけど、NHKの朝ドラは目指す方向は違うだろう。

 

あまちゃん』と『まれ』を比較すると、『まれ』の場合は、主人公は田舎に戻らない可能性が高い気がする。

 

しかし大阪に行った一子はどうなるのだろう?

能登に戻るのか? もし戻った時は圭太と一緒になるのだろうか?