哲学する日記

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ケプラーの仮説:アステロイド(小惑星群)

楕円軌道で有名なケプラーは、数学神秘主義者です。

ピタゴラス派の末裔と言えるかもしれません。

星と音符が関係すると考えていました。

また真面目過ぎる占い師で、客の顔色を伺って臨機応変に占ういい加減な占い師を軽蔑していました。

ケプラーは数学神秘主義者ですが、データを重視し、データに合うモデルを日夜考えていました。

ケプラーは正多面体と太陽系の惑星の数に深い関係があるという仮説を考えていました。

当時は太陽系に惑星が6つ(水金地火木土)しか知られていませんでした。

太陽系の惑星が6つというのは、数学的な構造が関係があると、ケプラーは仮定しました。

正多面体は5つで、正多面体に内接と外接する6つの球が惑星の数と同じと考えていました。

だから太陽系の惑星の数が6だけだと思っていたのです。

でも最初はケプラーも他にも惑星があるのでは推測していたのです。

↓「国立天文台

http://naojcamp.nao.ac.jp/phenomena/20110805/

 

それではケプラーはどうして、多面体説を採用したかは、『宇宙の神秘』の序文に書いてあります。

翻訳は工作舎から出ています(翻訳:大槻真一郎&岸本良彦)。