哲学する日記

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『探偵の探偵』の第二話の感想

先週放送の第二話の視聴率は7.5%だったそうです。

ドラマ人気自体が落ちているけど、第三話はどうなるのだろう?

前回と今回観て、リアリティが無さ過ぎだったので、これは「原作を大きく変えたんだろう」と思って、原作の第一巻を読みました。

しかし、いろいろ違いはあるけど、原作もリアリティがなかったです。

しかも私が「リアリティが無いなあ」と思ったところは原作通りでした。

 

主役を北川景子を選んだのは原作のイメージにピッタリだと思いました。

 

原作とはイメージが違うけど、鑑定医矢吹洋子を高岡早紀を選んだのもいいと思いました。

ネタバレをすると矢吹女医は悪人の側で、主人公の紗崎玲奈と対立します。

矢吹女医が紗崎玲奈に話した秘密はデタラメで、ストーカーの岡尾芯也は既に死んでいました。

実は焼却炉で死んでいたことは確認されていて、「髪の毛一本だけで判断した」という話も嘘です。

 

第三話は高岡早紀の悪役ぷっりに期待! 

 

『探偵の探偵』を「リアリティを感じない」と思う箇所はいっぱいありますが・・・

 

1 命懸けの仕事なのに、女性一人で調査をしている。

2 素人の助手の女性がつけるのは、危険度が増すだけ。

 

女性版ハード・ボイルド小説なので、わざと危険な状態に持っていくのは理解できます、しかし・・・

 

3 恨みを買っていて、命を狙われているのに、普通に中堅探偵事務所に通勤している。

 

例えば紗崎玲奈の命を狙う阿比留佳則が探偵事務所に普通に来訪してきます。

阿比留佳則の行動もリアリティが無い。

阿比留佳則が紗崎玲奈を狙う理由は、自分の仕事の邪魔になると予測したから。

それならスマ・リサーチ社に訪問してGPSのプレゼントをするのは変。

紗崎玲奈は普通に通勤しているし、隠れて住んでいるわけではないので、GPSで調べる必要性がない。

 

また港で紗崎玲奈の乗った車が海に落とされるシーンもリアリティが無いのだけど(原作とは細かい箇所で違う)。

海に落ちた車から脱出する方法もリアリティが無い。

ちなみに同じシーンで、リアリティのあるのは漫画『交通事故鑑定人 環倫一郎』

 

阿比留佳則が紗崎玲奈の活躍の噂を聞きつけて、自分の野望の邪魔になるから、消そうとしたら、逆にやられてしまうという話。

阿比留佳則は紗崎玲奈に手を出さなければ紗崎玲奈が自分の仕事の邪魔をする可能性は低いと思うのだけど・・・・。

 

それよりも紗崎玲奈の方から有名人・阿比留佳則に悪徳探偵の臭いを嗅ぎつけて、挑んで行くという方がリアリティがあると思うのだけど

 

ちなみに原作では阿比留佳則は第一巻で逮捕されて、第二巻以後は登場しない。